● フィリピン(ルソン島)BW_2024年11月

2024年11月28日〜12月8日の日程で
フィリピンのルソン島にBWで行って来ました

朝焼けのマニラ
 行きは時間を有効に使おうと夜行便で行きました。朝焼けのマニラ市街です。綺麗でした。フィリピンは2回目です。前回は2019年3月のフィリピン中部(ネグロス島)でした。
 Ma氏の呼びかけによるBW計画です。総勢12人+2人(現地案内人と運転手)
現地案内人はA氏。鳥リストはA氏によるものです。和名はMi氏によるものを使用しました。


主に訪れたところ
 ① TotalGASstation周辺
 ② スービック湾周辺
 ③ カナレム湖鳥類保護区
 ④ バナウエ&ポリス山周辺
 ⑤ マニラの公園(ラ メサ エコパーク)
 ⑥ インファンタ周辺
 ⑦ マキリン山・フィリピン大学LBキャンパス周辺

※ 「>鳥」は私が見た鳥でサギ類など一般種と思われるものは割愛しました。グループが確認したものでもありません。

探鳥地map (google mapに加筆)




<① TotalGASstation周辺>

 高速道路途中にあるパーキングエリアから行ける場所です。池や湿地のある環境でした。

TotalGASstation周辺

>鳥
 セイタカシギ、レンカク、クロハラアジサシ、フィリピンセイケイ、キバラタイヨウチョウ、ナンヨウショウビン、ハリオハチクイ、モリツバメ、オニセッカなどを見ました。

・動画
 フィリピンセイケイ、キバラタイヨウチョウ、ハリオハチクイ


フィリピンセイケイ Philippine Swamphen


キバラタイヨウチョウ Olive-backed Sunbird


ハリオハチクイ Blue-tailed Bee-eater



<② スービック湾周辺>

 スービックはかつてアメリカの海軍基地のあった場所です。今は経済特区として発展してます。ホテル地域に入るのにゲートがあり入場の管理をしてるようでした。基地があったことで開発から逃れたようで、ホテル前でも原生林が広がっています。周辺で探鳥しました。鳥の種類が多かったです。

スービック湾周辺
 上はホテルの前でコガネゲラが営巣してました。奥にスービック湾が見れます。
下は周辺の風景です。広大なジャングルがありました。

>鳥
 テリアオバト、ウロコミカドバト、ミカドバト、オオミミヨタカ、フィリピンオビロヨタカ、コシラヒゲカンムリアマツバメ、フィリピンカンムリワシ、シロガシラトビ、ルソンカオグロサイチョウ、チャムネショウビン、ナンヨウショウビン、アカカンムリハチクイ、ブッポウソウ、ムネアカゴシキドリ、ルソンコガネゲラ、キタクロボウシゲ、キタタキ、コオオハナインコモドキ、シュバシサトウチョウ、バンジロウインコ、ミドリウチワインコ、カッコウサンショウクイ、フィリピンオオサンショウクイ、コウライウグイス、フィリピンムナオビオウギヒタキ、ヤハズカンムリオウチュウ、メグロヒヨドリ、チャムネヒヨドリ、キバシリモドキ、エゾビタキなどを見ました。


・動画
 ウロコミカドバト、オオミミヨタカ、フィリピンオビロヨタカ、コシラヒゲカンムリアマツバメ、ルソンカオグロサイチョウ、チャムネショウビン、ナンヨウショウビン、アカカンムリハチクイ、ムネアカゴシキドリ、ルソンコガネゲラ、キタクロボウシゲ、キタタキ、コオオハナインコモドキ、シュバシサトウチョウ、バンジロウインコ、ミドリウチワインコ、カッコウサンショウクイ、フィリピンオオサンショウクイ


ウロコミカドバト Spotted Imperial-Pigeon
なかなか見れない鳥だとのこと。案内人のA氏が興奮してました。
遠かった!


オオミミヨタカ Great Eared-Nightjar



フィリピンオビロヨタカ Philippine Nightjar


コシラヒゲカンムリアマツバメ Whiskered Treeswift


ルソンカオグロサイチョウ Luzon Hornbill


チャムネショウビン Brown-breasted Kingfisher


ナンヨウショウビン Collared Kingfisher


アカカンムリハチクイ Rufous-crowned Bee-eater


ムネアカゴシキドリ Coppersmith Barbet


ルソンコガネゲラ Luzon Flameback


キタクロボウシゲラ Northern Sooty-Woodpecker


キタタキ White-bellied Woodpecker


コオオハナインコモドキ Blue-naped Parrot


シュバシサトウチョウ 2K Philippine Hanging-Parrot


バンジロウインコ Guaiabero


ミドリウチワインコ Green Racquet-tail
尾羽のウチワがみれるかな?


カッコウサンショウクイ Bar-bellied Cuckooshrike 


フィリピンオオサンショウクイ Blackish Cuckooshrike



<③ カナレム湖鳥類保護区>
 バナウエに行く途中で寄りました。木の枝などが車の側面や屋根にガシガシ当たるような、恐ろしく狭い道を通りました。その先に下記のような広い湿地や池が広がってました。

カナレム湖鳥類保護区

>鳥
 オオリュウキュウガモ、アカノドカルガモ、ムナオビクイナ、フィリピンセイケイ、マミジロクイナ、レンカク、クロハラアジサシ、リュウキュウヨシゴイ、シロガシラトビ、カワセミ、ナンヨウショウビン、ハリオハチクイ、モリツバメ、タカサゴモズ、オニセッカ、チャムネヒヨドリ、クロノビタキ、ヒメマミジロタヒバリなどを見ました。


・動画
 オオリュウキュウガモ、フィリピンセイケイ、クロノビタキ、ヒメマミジロタヒバリ


オオリュウキュウガモ Wandering Whistling-Duck



フィリピンセイケイ Philippine Swamphen


クロノビタキ Pied Bushchat


ヒメマミジロタヒバリ Paddyfield Pipit




<④ バナウエ&ポリス山周辺>
 ルソン島中央部の高原地帯(バナウエの宿周辺は標高約1300m。ポリス山周辺は標高約1,900m)です。スービックから車で10時間程度かかりました。周辺の棚田が世界遺産となっています。美しい棚田には行きませんでした。

バナウエ&ポリス山周辺
 どちらもポリス山周辺です。下のような車道で探鳥しました。ヒメバト類、フィリピンモズ、タイヨウチョウ、ハナドリなどが見れました。
 脇にソーラー&LEDの街路灯が設置してありました。けっこう進んでます。



バナウエ&ポリス山周辺
 未完成の道路ですが、こんな風に台風の影響で土砂崩れがあちこちでありました。
雨が強くなり、道路が川のようになりちょっと怖かったです。やっとこさで元のとこに帰ることが出来ました。帰り道でみっちゃんは泥に足を取られこけてしまいましたが、顔に泥が少し付いた程度で無事でした。私も尻もちをつきました(^^;



バナウェのホテルからの景色
 朝ですが、すでにガスがかかってます。少し棚田が見えますが、世界遺産のものとは違います。


>鳥
 ヒムネヒメアオバト、ウロコバンケンモドキ、ズアオオウギヒタキ、シマアカモズ、タカサゴモズ、フィリピンモズ、シラボシガラ、ネグロスムシクイ、チャムネヒヨドリ、キバラサイホウチョウ、ホオアカモリチメドリ、アカハシゴジュウカラ、アオムネヒタキ、ハジロマユヒタキ、ルソンカワビタキ、キボウシハナドリ、オレンジハナドリ、ハナドリ、ヤマタイヨウチョウ、イスカなどを見ました。


・動画
 ヒムネヒメアオバト、ウロコバンケンモドキ、ズアオオウギヒタキ、フィリピンモズ、ネグロスムシクイ、ホオアカモリチメドリ、アカハシゴジュウカラ、アオムネヒタキ、ハジロマユヒタキ、ルソンカワビタキ、ハナドリ、ヤマタイヨウチョウ、イスカ、ウスイロホソオクモネズミ(番外)


ヒムネヒメアオバト Flame-breasted Fruit-Dove


ウロコバンケンモドキ Scale-feathered Malkoha



ズアオオウギヒタキ Blue-headed Fantail


フィリピンモズ Mountain Shrike


ネグロスムシクイ Negros Leaf Warbler 


ホオアカモリチメドリ Chestnut-faced Babbler


アカハシゴジュウカラ Sulphur-billed Nuthatch


アオムネヒタキ Turquoise Flycatcher


ハジロマユヒタキ Little Pied Flycatcher


ルソンカワビタキ Luzon Redstart 


ハナドリ Fire-breasted Flowerpecker
器用に花の実を吸い取ってるようです。


ヤマタイヨウチョウ Luzon Sunbird


イスカ Red Crossbill
 ここでイスカがみれるとは!英名はRed Crossbill、日本の図鑑ではCommon Crossbill。学名は同じです。大きさが少し小さいと感じました。


ウスイロホソオクモネズミ  Northern Luzon giant cloud rat




<⑤ マニラの公園(ラ メサ エコパーク)>
 マニラ郊外の自然公園です。うっそうと茂った樹林がありました。時間が短かったので、ほんの一部のみを巡ったようですがフィリピンワシミミズク、クロボシジツグミ、シロボシショウビンなどが見れました。

ラ メサ エコパーク


>鳥
  フィリピンワシミミズク、ナンヨウショウビン、シロボシショウビン、フィリピンムナオビオウギヒタキ、アカモズ、ルソンサイホウチョウ、メグロヒヨドリ、チャムネヒヨドリ、クロボシジツグミなどを見ました。


・動画
 フィリピンワシミミズク、シロボシショウビン、フィリピンムナオビオウギヒタキ、メグロヒヨドリ


フィリピンワシミミズク Philippine Eagle-Owl 
難しいとこにとまってましたが、昼間なので十分撮れました。


シロボシショウビン Spotted Kingfisher


フィリピンムナオビオウギヒタキ Philippine Pied-Fantail


メグロヒヨドリ Yellow-vented Bulbul







<⑥ インファンタ周辺>


インファンタ周辺
 左上はサイチョウを待ってた場所です。以前、アカサイチョウが飛んできたそうです。運転手の方に撮った写真見せて貰いました。今回は残念。右上は昼食の弁当を食べた場所です。周辺でも多くの鳥を見ました。下はホテルの食堂テラスからの眺めです。


>鳥
  テリアオバト、オオテリアオバト、ホオアカヒメアオバト、キバラヒメアオバト、ハチクマ、フィリピンカンムリワシ、シロガシラトビ、ルソンコノハズク、フィリピンアオバズク、ナンヨウショウビン、ムネアカゴシキドリ、フィリピンコゲラ、バンジロウインコ、シュバシサトウチョウ、サンショウクイ、フィリピンモズヒタキ、ズアオオウギヒタキ、シラボシガラ、メグロヒヨドリ、チャムネヒヨドリ、フィリピンキメジロ、アカハシゴジュウカラ、キバシリモドキ、オリーブハナドリモドキ、ニショクハナドリ、オレンジハナドリ、シロハラハナドリ、ワキグロタイヨウチョウ、スミレコノハドリなどを見ました。


・動画
 テリアオバト、オオテリアオバト、ホオアカヒメアオバト、キバラヒメアオバト、ルソンコノハズク、フィリピンアオバズク、ムネアカゴシキドリ、フィリピンコゲラ、シュバシサトウチョウ、ズアオオウギヒタキ、チャムネヒヨドリ、フィリピンキメジロ、アカハシゴジュカラ、オリーブハナドリモドキ、ニショクハナドリ、ワキグロタイヨウチョウ、ワキグロタイヨウチョウとランの花、スミレコノハドリ


テリアオバト White-eared Brown-Dove


オオテリアオバト Amethyst Brown-Dove


ホオアカヒメアオバト Yellow-breasted Fruit-Dove 
綺麗なハトです。撮影は厳しかったなぁ。チビッとだけ。


キバラヒメアオバト Cream-breasted Fruit-Dove


ルソンコノハズク Luzon Scops-Owl


フィリピンアオバズク Luzon Boobook
ルソンコノハズクに注目がいって、こちらの撮影がおろそかになってしまいました。


ムネアカゴシキドリ Coppersmith Barbet 


フィリピンコゲラ Philippine Pygmy Woodpecker


シュバシサトウチョウ Philippine Hanging-Parrot


ズアオオウギヒタキ Blue-headed Fantail


チャムネヒヨドリ Philippine Bulbul


フィリピンキメジロ Yellowish White-eye


アカハシゴジュカラ Sulphur-billed Nuthatch


オリーブハナドリモドキ Olive-backed Flowerpecker
果実の中身だけ舌を使って食べてます。皮はポイ!


ニショクハナドリ Bicolored Flowerpecker


ワキグロタイヨウチョウ Flaming Sunbird


ワキグロタイヨウチョウとランの花 Flaming Sunbird
ランの花で蜜を吸ってるとこが撮れました。
slow(50%)でも羽ばたきが早い!


スミレコノハドリ Philippine Fairy-bluebird
派手では無いですが、綺麗な鳥でした。
鳴き声も撮れました。



<⑦ マキリン山・フィリピン大学LBキャンパス周辺>
 フィリピン大学ロス バニョス キャンパスは非常に大きな敷地で、宿泊したホテルや食堂なども構内にありました。


フィリピン大学LBキャンパス周辺
 上はアオオオビカワセミを見てるとこです。大学のキャンパス内の川にいました。下はキャンパス内のホテルです。学生向けと思ってたのですが、非常に快適でした。ホテル内の床、手すり、階段などにマホガニーの天然木が使われており豪華な感じがしました。そこを泥靴で歩き、泥を少なからず落としてしまいましたが(スミマセン)、翌日には綺麗になってました。
 朝食は朝の5:30からできました。


マキリン山
 マキリン山はフィリピン大学LBキャンパスのほぼ構内のような所から入りました。そこで上の写真のジープニーに乗り換えて山道を目指しましたが、登山道は崖崩れがひどくてそれ以上は残念ながら断念しました(^^;
 下の写真は案内人のA氏です。先行して鳥を探してるところです。一流の案内人です。


マキリン植物園
 大学そばの小さな植物園。マホガニーの倒木がいっぱい転がってました。うっそうとしたジャングルで雰囲気の良い植物園でした。もう少しいたかった!


>鳥
 チョウショウバト、バンケン、カンムリバンケンモドキ、ナンヨウクイナ、ムナオビクイナ、バンクイナ、シロハラクイナ、リュウキュウヨシゴイ、ルソンオオコノハズク、ルソンカオグロサイチョウ、アオオビカワセミ、ハリオハチクイ、ルソンコガネゲラ、バンジロウインコ、シュバシサトウチョウ、ヤハズカンムリオウチュウ、アカモズ、シマアカモズ、フィリピンハシブトガラス、メガネムクドリ、チャノドコバシタイヨウチョウ、キバラタイヨウチョウなどを見ました。


・動画
 カンムリバンケンモドキ、バンクイナ、ルソンオオコノハズク、ルソンカオグロサイチョウ、アオオビカワセミ、メガネムクドリ、チャノドコバシタイヨウチョウ、


カンムリバンケンモドキ Red-crested Malkoha
けったいなヤツです。近かったんだけど撮りにくかったです。


バンクイナ Plain Bush-hen
一瞬です。でも鳴き声は収録出来ました。


ルソンオオコノハズク Philippine Scops-Owl
大学の敷地内です。建物脇の樹木に居ました。


ルソンカオグロサイチョウ Luzon Hornbill
♀♂が撮れてました。


アオオビカワセミ(2K) Indigo-banded Kingfisher 
遠かったので2Kでの撮影です。


メガネムクドリ(2K) Coleto
遠かったので2Kでの撮影です。


チャノドコバシタイヨウチョウ Gray-throated Sunbird
これも遠かったなぁ。一部2Kでの撮影です。



<あとがき>
 久しぶりのフィリピンでした。ルソン島は交通量も多く賑やかでした。ホテルは多少不備もありましたが、概ね整備が行き届いていて快適でした。鳥、鳥、鳥で現地の人と触れ合う機会は少なかったです。
 山焼きの跡と思われる山も所々ありましたが、まだ、うっそうとしたジャングルが多く残ってました。樹木は高くて鳥が遠い場合がありました。


その他01
 上の写真は、マニラからインファンタに行く道ながらの風景です。手工芸品が多く売られてました。ジープニーやトライクなどが活躍してました。屋根に乗るのは普通に見られました。


お弁当とデザート
 時間の有効活用で朝食や昼食はこんなお弁当が多かったです。いつも右上のようなマンゴーやバナナなどのデザートが付いてました。ビールも(∩_∩)マンゴーは日本で食べるものよりはるかに美味しかったです。


マンゴーの食べ方
 マンゴーの食べ方を現地の人に教えてもらいました。中心付近を残して、まず3枚におろし、両側をスプーンですくって食べます。これだけです!美味しかったです。





連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *