2025年5月19日〜29日の日程で
台湾(花蓮と台北)にバードウォッチングで行って来ました。
花蓮は初めてです。
探鳥地map (google mapに加筆)
台北で1泊し花蓮に移動する予定だったのですが、台鉄が大変な事に!大雨で土砂崩れが発生し上下線が不通になってしまいました。
TV映像(20250519)
台湾の知人が送ってくれたTV映像です。その後新聞の映像を見たらもっと土砂が溢れてました。当分通行止めの感じでした。東海岸の和仁駅と崇徳駅間が不通になったようです。
台北(松山)➡︎花蓮は台鉄の自強号予約してました。チケット受取りに窓口に行き、いつ頃開通するのかを聞いたのですが、要領を得なかったです。バスの代行輸送もあるようでしたので問題無しとの判断だったようです。チケットは普通に発行してくれました。
で当日、
予約しておいたお弁当を車内で食べました。
台鉄弁当
台鉄のチケット予約時、注文できます。いろいろ選べます。これは「排骨弁当」80元(缶ビール別)。車内の指定席まで持って来てくれます。ラクチンですし美味しいです。
※ チケットを受取ると弁当の追加注文は出来なくなります。
当日の午後片側が通行可能となり2回の乗換で無事花蓮に着きました。1時間遅れでした。台鉄、素早い対応です。
自強号車内
行きはこんなにガラガラでしたが、帰りは満席でした。
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<花蓮>
2025年05月20日〜24日
花蓮は初めてです。駅前で観光案内所を探してモタモタしてたら、みっちゃんがおばさんに声をかけられ、親切に道案内などして頂きました。日本のJTBに勤めてたそうで日本語が達者でした。タクシーに声かけて頂き、スムーズにホテルまで行けました。また台湾の人に助けて頂きました。
花蓮駅の観光案内所は無くなったそうです。バスターミナルにそれらしい処がありました。
>太魯閣
太魯閣ビジターセンター周辺map
上のmap:太魯閣ビジターセンター 周辺地図
下のmap:太魯閣ビジターセンター 付近、下が北
太魯閣 ビジターセンター に行きました。上流にある「太魯閣山月村」は以前訪れたことがあります。地震( 花蓮地震_2024年4月3日) の影響でまだ閉鎖してました。他にも道路や遊歩道は崩落や工事などにより通行止めが多かったです。地震やその後の豪雨の影響は大きく復旧に苦労してるようです。
駐車場周辺
通行止めなど
左上は山に入る歩道です。山への歩道ほとんどが閉鎖されてました。右上のトンネルは時間で通行を許可してました。車・バスを利用して天祥方面へ行くにはこの道しかないようでした。
下は太魯閣ビジターセンターです。外は工事中でしたが、中の展示は充実しており見応えがありました。しかし、鳥は少なかったです。季節を間違えたかな!
>鯉魚山歩道・池南国家森林遊楽区
木瓜渓から銅門村方面を望む
池南へのバスの途中駅、この木瓜渓の奥が先住民(右上)の村「銅門村」です。バスはここまで行きました。途中下車してブラブラしたかったです。
鯉魚山近辺
左上の池が鯉魚潭です。この周囲に遊歩道があります。右中のように遊歩道から登山道が伸びており、探鳥スポット(賞鳥歩道)となってます。登山道はけっこう急です。少し登って断念しました。下の地図、アカハラダカとヒメマルハシがいます。ここはホタルで有名なようです(右上)。ホタルの季節(4月中旬〜5月上旬)は避けた方が良いかな?
四阿で休憩してたら4人組の台湾人から話しかけられました。1人は日本(日野市)の大手電気会社で働いていたそうで、日本語は流暢でした。日本での経験を活かして台湾で起業したそうです。
池南国家森林遊楽区map
池南国家森林遊楽区ビジターセンター
左上はここの象徴的な野鳥(ゴシキドリ、ヒゴロモ、アカハラダカ)です。建物の中の展示は充実してました。2Fのテラスでお弁当をたべたり休憩をしました。冷水があって助かりました。右下は入り口(中からの写真)です。入園料が必要です。シニア割引がありました。
蛇避け
山登りの杖かと思ってたら、これで木道を叩いて蛇や蜂を追い払うのだそうです。
左上の注意看板、蜂と蛇が描いてますが、蛇はコブラです。コブラは大げさかと思ってたら、台湾にはタイワンコブラがいるそうです。知らなかった(^^;
>花蓮の鳥
クロヒヨドリ Himalayan Black Bulbul
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クロガシラ Taiwan Bulbul
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台湾固有種です。東海岸に多いです。
ヒゴロモ Maroon Oriole
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カンムリワシ Crested Serpent Eagle
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ハイガシラコゲラ Grey-Capped Pygmy Woodpecker
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>花蓮の鳥:クロガシラ、ゴシキドリ、ツバメ、スズメ、オウチュウ、クロヒヨドリ、メジロ、ズグロミゾゴイ、コシアカツバメ、タイワンオナガ、アカショウビン、ヒゴロモ、ハッカチョウ、カバイロハッカ、ヒメアマツバメ、アオチメドリ、カンムリワシ、ヒメオウチュウ、ベニサンショウクイ、ハイガシラコゲラ、カノコバト、サル、トカゲ
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<台北>
2025年05月24日〜29日
満月円国家森林遊楽区、 四嵌水、 野柳、 観音山などを計画してたのだけど、 行ったのは四嵌水、 野柳、台北植物園、 大安森林公園でした。
> 四嵌水
四嵌水は 昨年、台北野鳥学会の定例探鳥会に参加しました。 様子が分かったので再挑戦です。 念願でした。 烏来行きのバス(849)で途中下車します。
当日、雨が降っており橋を渡ってたら車が止まって乗って行けというのですが、もう少しだったので断ったのですが、執拗に誘ってきました。根負けして同乗させて頂きました。車は大きなBMWで後席も本革張りのかなりの高級車でした。ずぶ濡れの状態で乗せて頂き申し訳なかったですが、感謝でした。また、台湾の人の親切を受けました。
台電付近map
発電所の施設です。冰品部がアイス売り場です。トイレもあります。
地図の右上は発電所の施設でこの奥には行けません。
アイス売り場
最初、少なからずの人数が箱を持ってここに来るので、何かの納品かと思ってました。アイスの箱買いの人達でした。売り場のルールがわかりずらかったです。みっちゃん苦労したそうです。アイスはシンプルな味で美味しかったです。2回食べました。写真を撮る前に食べてしまいました。
桂山路map
地図は古いです。実際のものと多少違うものもあります。
桂山路が一般人が通行できる道路です。
桂山路206号バス停付近
左は桂山路の終点のバス停です。標高は約540mです。
プラプラ歩いて下山しました。
鳥は残念でしたが、来たかった所でした。
ヒゴロモ探鳥風景(初日)
右上の注意書きを翻訳すると「この先の道路ではオリオール(ヒゴロモのこと)の写真を撮っているカメラマンがいます。速度を落としてください。」との事。バードウォッチャーになんて優しいんだ。初日は約30名、翌日は約60名のバードウォッチャーがいました。
>野柳
野柳名所map
「女王」などの奇岩の名所があります。地質の解説がありましたがパス。雨模様だったけど多くの観光客がいました。日本人の観光客も多くいました。
野柳全景
入園料が必要です。シニア割引がありました。バードウォッチングのポイントは奥の方の樹林がある丘の方です。
野柳の野鳥
上図:①ヤツガシラ、②アカエリヒレアシシギ♂、③アカエリヒレアシシギ♀、④クロサギ、⑤オオアジサシ、⑥ハヤブサ、⑦ルリビタキ♂、⑧ルリビタキ♀、⑨イソヒヨドリ、⑩イソシギ
下図(左上➡︎下へ):クロサギ、コサギ、キセキレイ、イソヒヨドリ、トビ、チョウゲンボウ、イソシギ、ヤツガシラ、ツバメ、カワセミ、オウチュウ、シロガシラ
野柳は渡りの時期、風の吹く方向によって多くの渡り鳥が見られ、時には珍鳥も見ることも出来るようです。珍鳥が現れた時は多くのバードウォッチャーが集まります。
探鳥ポイントなどは
[攝影熱點] 新北市野柳地質公園 - OBOFUN(https://obofun.i234.me/hotspot/photo-yehliu/)
の賞鳥地圖 ( 參考:google map )に詳しいです。
探鳥地歩道
奥の緑の山、手前の池と緑地も探鳥ポイントです。奥の山に歩道がありますが、通行止めで行けないルートもありました。急な階段もありますが、登ってしまえばなだらかな歩道が続きます。
金山老街・温泉路
野柳に行ったついでに金山青年活動中心まで足を延ばしたのですが、施設が閉鎖してました。門の所に兵隊さんの詰所がありました。軍の管轄になったようです。う〜ん、google mapにはまだ掲載してるけど...後日削除されてました。
仕方なく温泉路(写真下)を通って金山老街(写真上)に行きました。そこでみっちゃんが欲しかった柚子参を見つけました。
柚子参
みっちゃんのメモによると、作り方は白柚果(ぺいゆか)の中をくりぬき中身と薬草などを詰めて1年間置く。この間9回蒸して9回干す。その後中が茶色になるので小さく切ってサイコロ状にしてアメのように舐める。喉や声帯に効くそうです。
白柚果は日本で晩白柚(ばんぺいゆ)と呼ばれているザボンの仲間です。近縁種も多く呼び名もいろいろあるようです。島田弥市はその普及に台湾でも日本でも大きな貢献をしました。
>台北の鳥
ヒゴロモ Maroon Oriole
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ヒゴロモ Maroon Oriole
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巣立ちビナ
ヒゴロモ Maroon Oriole
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給餌、餌は木の実や毛虫、昆虫などでした。
シロガシラ Chinese Bulbul
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花蓮でクロガシラ撮ってるので、比較のためのシロガシラです。
ズグロミゾゴイ Malayan Night Heron
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樹上にいる光景は少ないです。幼鳥が親の嘴を口に入れて、餌をねだってるようでした。給餌されてるようですが、親離れをうがなすため親は給餌して無いようでした。
メジロ Japanese White-Eye
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花はミズカンナ(Water Cannna)のようです。
>台北の鳥:カササギ、クビワムクドリ、スズメ、シロガシラ、キジバト、アマサギ、ゴイサギ、コサギ、ゴシキドリ、ズグロミゾゴイ、シロハラクイナ、バン、ヒゴロモ、オウチュウ、ハッカチョウ、クロヒヨドリ、メジロ、ヤマムスメ、コサギ、?カラス、メジロチメドリ、ヒメマルハシ、ベニサンショウクイ、カササギ、タイワンオナガ、ジャワハッカ、インドハッカ、クビワムクドリ
<あとがき>
花蓮は以前、車で通過したのみでしたので初めての訪問です。BWのポイントが良くわからないのでお試し程度の感じでした。鳥は少ないながら多少いるかと思ってたのですが、さっぱりという感じでした。冬季が良いようです。
太魯閣遊客中心は地震による被害が大きく断崖絶壁の景観のため復旧が遅れてるようでした。 池南國家森林遊樂區・ 鯉魚山歩道は雰囲気の良い環境でした。季節が違えば鳥が多そうです。 美崙山公園、佐倉歩道も候補でしたが、山登りで歩きが厳しそうだったので、今回はパス。花蓮はまた来てみたいです。
台北では主に四嵌水と野柳地質公園が主でした。四嵌水は2回行きました。他に大安森林公園、台北植物園にも行って来ました。鳥は花蓮と同じくさっぱりでしたが、季節を変えてまた来てみたいです。